境川東西水門の役割
夏本番を迎えます。今年の夏も暑くなることが予想されていますので、こまめな水分補給など熱中症対策をお願いいたします。
夏から秋にかけては、台風や、いわゆるゲリラ豪雨と呼ばれる局地的な大雨などへの備えもしていかなければなりません。
三方を水に囲まれた地盤の低い浦安市では、水害に対する意識を持っておくことは重要です。内水氾濫を防ぐため、市では水門、排水機場、ポンプ場、吐口ゲートの適切な操作管理とメンテナンスを行っています。
特に、地盤の低い元町地域では、境川の2つの水門を操作し、水位が一定以下になるよう管理を行っています。
境川の東西にある2つの水門は、昭和24年のキティ台風によって大きな被害を受けたことから、昭和28年に観音開き式で整備されました。
その後、地盤沈下が進んだことから、上下に開閉するローラーゲート方式により、昭和40年に西水門、翌41年に東水門が再整備されました。
2つの水門は千葉県の施設ですが、市が委託を受け排水機場と共に管理を行っています。潮の干満の状況を踏まえ、年間およそ230日、1回2時間程度ゲートを開放し、水の入れ替えを行っています。
水辺は浦安市にとって貴重な市民の憩いの場であり、水質を改善していくため、水門の開閉を行うとともに、必要に応じて川底の土砂などをさらうしゅんせつ工事を千葉県に要望しています。
水害への備えとしての水位管理、そして水質改善のための河川の水の入れ替え、この2つの役割を水門は持っています。
「水質のためにもっと開放すればいいのに」という声もいただきますが、境川東西水門の2つの役割についてご理解をいただきますようお願いいたします。
浦安市長 内田悦嗣
(広報うらやすナンバー1221 2023年7月1日号に掲載)
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