釣りのできる護岸整備
三方を水に囲まれている浦安市において、水辺の活用はまちづくりの大きなテーマです。
旧江戸川沿いには今でも船宿があり、毎朝、東京湾の釣り場へ多くの船が出航していきます。このほかにも、旧江戸川護岸や東京湾に面した海岸護岸からも釣りを楽しむことができます。
現在、以前から開放していた高洲護岸に続き、日の出、明海海岸の開放に向けた整備を進めており、この整備によって安全に海のそばまで行くことができるようになります。
コロナ禍において、屋外の娯楽として「釣り」が注目されてきました。
浦安での釣りといえばハゼというイメージがある方も多いと思いますが、千鳥地区のクリーンセンター付近の護岸ではスズキ、クロダイなどの大物やタコ、カレイなどもあがっているとインターネット上でも紹介されています。
しかし、この護岸については、安全性が確保されていないことから、千葉県は立ち入り禁止としています。また、釣りをする方の迷惑駐車によってクリーンセンターへの収集車の通行に支障が出るなどの問題も発生しています。
市では、こうしたことに対処するため、この千鳥地区の護岸をにぎわいの場、憩いの場として活用していくという逆転の発想を持って千葉県と協議を重ね、釣りのできる護岸として整備していくこととしました。
この釣り護岸は、ほかにあるような沖に釣り桟橋を構築するというものではなく、海への転落を防止するためのフェンスを設置するなどの安全対策のほか、護岸とのアクセスのための階段の整備、迷惑駐車対策としての駐車場整備を行い、気軽に釣りができるような場所を整備します。
将来的には、隣接地に整備を予定している公園との一体的な活用も考えられ、浦安の新しい水辺の魅力発信拠点になるものと考えています。
海とともに歴史を刻んできた浦安だからこそ、水辺を市民の暮らしの中に取り入れていくことが大切です。
浦安市長 内田悦嗣
(広報うらやすナンバー1215 2023年4月1日号に掲載)
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