うらやすハニープロジェクト
浦安は、かつては漁師町として、半農半漁のまちとして栄えた歴史がありますが、東京湾の水質汚濁による公有水面埋立事業の施行、地下鉄東西線の開通などによる都市化の進展によって、まちからは第1次産業がなくなりました。
こうしたまちの歴史を認識したうえで、明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部の学生の皆さんが、地域の活性化を目指し、今の時代に合った市内でできる第1次産業として、養蜂事業「うらやすハニープロジェクト」を行っています。
この養蜂は、銀座で行われている都市型養蜂を参考に、令和4年3月から学生の皆さんの授業外活動として開始されました。校舎の屋上に巣箱を設置し、飼育や採蜜、蜂蜜の販売、関連商品の製造、商品化という、いわゆる6次産業化を自らの手で行っています。
桜、つつじなど、浦安市の春を彩る花の蜜を蜂たちが集め、夏にはおいしい蜂蜜を作っており、今年は約100キログラム採取されました。
このプロジェクトは、「養蜂で浦安の人と自然をつなぎたい」「市内の飲食店に提供してみんなの笑顔につなげたい」「花の植栽活動を通じて子どもたちと交流したい」という学生の皆さんの思いが詰まったプロジェクトです。採れた蜂蜜は、市内のイベントなどで販売されており、令和4年度からはふるさと納税の返礼品にもなっています。また、市内の児童の見学なども行われています。
ちなみに、ミツバチはおとなしい性格で、相手を刺すと自分も死んでしまうため、飼育に携わる人以外は刺されることはありません。
市内では明海大学のほか、タムス浦安病院でも養蜂事業が行われています。浦安の新しい特産品を作り出し、まちの活力につながるこうした取り組みを、市としても応援していきます。
浦安市長 内田悦嗣
(広報うらやすナンバー1253 2024年11月1日号に掲載)
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