土のうステーションを活用ください
仲秋の季語にもなっている二百十日(にひゃくとおか)あたりは、台風などの自然災害が多いと言われています。
地盤の低い浦安の歴史は水害との戦いの歴史でもあり、近年、台風の大型化やゲリラ豪雨などによって全国各地で水害が頻発している中、「水害から市民とまちを守る」ことは現在の浦安市においても重要な課題です。
これまで、国や県と連携し、護岸のかさ上げ、排水機場の維持管理、雨水貯留管の整備など、市全体を考えた施策、事業を進めてきていますが、各地区の状況を考慮しきめ細かく身近な備えの構築も進めていく必要があります。
こうしたことから、住宅の浸水被害の防止と軽減を図るために、これまでの道路冠水などの状況を考慮し、令和6年度より公民館7カ所、消防施設3カ所、公園1カ所の計11カ所に、それぞれ100袋を格納している「土のうステーション」を設置しました。
土のうステーションからの「土のう」の取り出しは、1世帯あたり1回10袋(1.8メートル分)を上限とし24時間いつでも行えますが、取り出し、運搬は市民の皆さん自らに行っていただくこととなります。土のうは繰り返し利用できますので、返却せずにご家庭で風通しのよい場所で保管していただき、次の雨への備えとしてください。
市では、1時間あたり雨量60ミリメートルに対応できることを目指し、ハード面での対策を進めますが、さまざまな角度から検討しソフト面での対策も併せて進めてまいります。
市民の皆さんには、道路冠水の原因となる集水ますの落ち葉の清掃など、身近な対策へのご協力をお願いいたします。
浦安市長 内田悦嗣
(広報うらやすナンバー1249 2024年9月1日号に掲載)
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