道路のマウントアップの理由
市民の皆さんには、日頃より新型コロナウイルス感染症拡大防止にご協力いただき、ありがとうございます。
オミクロン株が全国的に猛威を振るっておりましたが、現在、市内の新規感染者数は減少傾向にあるといえます。しかし、まだまだ先行きが不透明な状況に変わりありません。市民の皆さんには、引き続き、基本的な感染予防対策の徹底をお願いいたします。
さて、浦安市の特性の一つに「市街地が平坦である」ということが挙げられます。旧江戸川河口の三角州とその沖合を埋め立てたという土地の形成過程を考えれば、平坦であることは当たり前です。
しかし、元町(旧市街地)、中町(第1期埋立地)、新町(第2期埋立地)、この3地域の海抜は異なっていますので、あまり感じることはなくても、そこには高低差があります。
こうした高低差のほか、人工的に高低差を作っている場所もあります。具体的には、太陽の丘公園脇の高洲と港の間の道路は、人工的なマウントアップとなっています。
マウントアップとは、15センチメートル以上の高さの縁石の延長上に歩道や宅地を設けることで、歩行者と車両の相互の安全性を高め、また、雨水が歩道や住宅地に侵入することを防ぐためのものです。しかし、この辺りは道路自体が海岸保全施設、いわゆる護岸の役割を担う必要があることから、道路を護岸の高さまでマウントアップさせていて、台風などで高潮が発生した場合も、住宅地への浸水を防いでいます。また、高洲と港の間の道路の高洲側には護岸もそのまま残されており、住宅地を守る構造となっています。
このように、市民の皆さんがふだん何気なく通っている道路などにも、災害からまちを守る工夫が施されています。
浦安市長 内田悦嗣
(広報うらやすナンバー1193 2022年5月1日号に掲載)
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