ポリオ(小児まひ)
ポリオ(急性灰白髄炎)は「小児まひ」と呼ばれ、我が国でも1960年代前半前は流行を繰り返していました。口から入ったポリオウイルスは咽頭や小腸の細胞で増殖します。小腸の細胞ではウイルスは4日から35日間(平均7から14日間)増殖するといわれています。増殖したウイルスは便中に排泄され、再びヒトの腸内で増殖し、ヒトからヒトへ感染します。感染すると100人中5人から10人は、かぜ様の症状があり、発熱を認め、続いて頭痛、嘔吐が現れます。 また、感染した人の中で、約1,000人から2,000人に1人の割合で手足のまひを起こします。一部の人には、そのまひが永久に残ります。まひ症状が進行し、呼吸困難により死亡することもあります。
- 対象
- 生後3か月以上7歳6か月未満
- 標準的な受け方
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初回接種:20日から56日間隔で3回
追加接種:初回接種3回終了後12か月から18か月の間に1回
注記:ポリオ予防接種は、生ポリオワクチン(経口)による集団接種を実施していましたが、予防接種実施規則の一部改正で、平成24年9月1日から単独の不活化ポリオワクチン(皮下注射)に切り替え、医療機関での個別接種になりました。過去の接種歴によって接種回数が変わりますので、予防接種実施医療機関で医師と相談のうえ、接種をしてください。また、ワクチンの入荷状況は医療機関によって違いがありますので、接種前に医療機関にお問い合わせください。予診票は予防接種実施医療機関に置いています。
国が示しているポリオワクチンの接種方法は下記のとおりです。詳しくは、厚生労働省ホームページをご覧ください。
- ポリオワクチンを1回も接種していないお子さん
不活化ワクチン(注射)は合計4回の接種が必要です。(初回接種:3回・追加接種:1回) - 生ワクチンを1回接種しているお子さん
不活化ワクチンは合計3回接種が必要です。 - 不活化ワクチンを1回から3回接種しているお子さん
不活化ワクチンを合計4回になるように残りの回数を接種することが必要です。 - 生ワクチンを2回接種しているお子さん
不活化ワクチンの接種の必要はありません。
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