クレジットカード払いで申し込んだ海外パック旅行のキャンセル料

相談事例

旅行会社のホームページから友人と2人分の海外パック旅行を申し込み、クレジットカード決済を選んでカード番号を入力した。
翌日、旅行会社から予約が取れたとメールが来たが、友人の都合が悪くなり行けなくなった。
キャンセルの連絡をしたら、キャンセル料がかかると言われたが、出発は3週間後でカード代金も引き落とされていない。キャンセル料を支払わなくてはいけないのか。

相談員からのアドバイス

パックツアーは申し込み金の支払いと旅行会社の承諾で契約が成立するのが原則で、契約成立後のキャンセルには規定のキャンセル料がかかります。
インターネット、電話、Eメールなどで旅行の申し込みをして、旅行会社にカード番号を伝えたときは、旅行会社が承諾通知を出したとき（Eメールで承諾通知を出した場合は、旅行者に承諾通知が届いたとき）に契約が成立し、それ以降はキャンセル料が発生します。
海外パックツアーの場合では、契約成立後のキャンセル料は30日前（ピーク時は40日前）から発生するので、この事例ではキャンセル料を支払う必要があります。

旅行契約には、パックツアーと呼ばれる募集型企画旅行、社員旅行や修学旅行のようなオーダーメイド型の受注型企画旅行、旅行者の希望で航空券や乗車券・ホテルなどの宿泊を予約する手配旅行の3種類があります。

申し込み金の支払いと旅行会社の承諾で契約が成立するという原則は、企画旅行も手配旅行も同じですが、手配旅行には例外があります。
特に、格安航空券では、申し込み金なしで口頭で契約が成立すると書面に記載されている場合があるので、書面や旅行会社のホームページをよく確認してから申し込みましょう。

• 一般社団法人日本旅行業協会ホームページ　（外部リンク）