電気機器の火災にご注意ください
令和5年に発生した火災について
火災件数は前年と比べて3件増加
市内の火災件数は41件で、前年の38件から3件の増加となっています。過去5年間をみると、火災件数は40件前後で推移し、火災を種別でみると、不審火により「その他の火災」が5件増加しています。
主な火災の原因は「電気機器」「放火」「たばこ」
火災を出火原因別でみると、電気機器が7件(前年比4件増加)と最も多く、次いで放火(疑いを含む)、たばこの順になっています(調査継続中のもの含む)。
電気機器7件のうち、リチウムイオン電池に起因した火災が4件発生しており、増加する傾向の一因となっています。携帯型扇風機やモバイルバッテリーは、外部からの衝撃などによる損傷で異常発熱し出火する場合がありますので、取り扱いには十分注意しましょう。また、捨てる際には通常のごみとして出さず、ごみゼロ課(市役所6階)または電気店などのリサイクル協力店にお持ちください。リサイクルできる小型充電式電池には、リサイクルマークがついています。
しかし、この他にも身近な電気機器に火災の危険は潜んでいます。
電子レンジが原因で火災に
電子レンジは正しく使えていますか?
日常生活でよく使用する電子レンジですが、使い方を間違えてしまうと火災の原因となります。
原因はさまざまですが、食品を過剰に加熱してしまうケースが多いです。さつまいもなど水分の少ない食品や、中華まんなど熱しやすい食品、バターや生クリームといった油分を多く含む液体は短時間で加熱が進むので、長時間の過熱をしてしまうと煙や炎が出てしまうことがあります。
他にもレンジ内に付着した油や食品の残りなどの汚れから出火することもありますので、日ごろからの清掃が必要です。
火災事例
冷凍のたい焼きを温めようと電子レンジにかけたが、本来50秒のところを誤って5分に設定してしまい、約3分後にボンという音がして出火した
電子レンジでコーヒーを温めていたら出火した
写真提供:独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)
中華まんを長時間加熱し、出火した
写真提供:独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)
上記のように、過剰に加熱してしまい火災となるケースが多いです。その他にも、加熱してはいけないアルミホイルなどの梱包材を加熱してしまうと火災の原因になるので注意してください。
電子レンジを使用するときのポイント
- 過剰に加熱してしまうと爆発的に燃焼が発生してしまうおそれのある食品があるので、取扱説明書で確認してから加熱する
- 使用している際はその場から離れず、様子を見ながら加熱する
- 普段から電子レンジの周りには燃えやすいものは置かないようにする
- 冷凍食品など、梱包の表示を確認してから加熱する
煙や火炎が発生したら
- 電子レンジの扉を開けずに停止させ、電源プラグを抜く
- 扉を開けると空気が入り燃え広がる危険性があるため、扉を閉めたまま、中の様子を確認し火や煙が収まるのを待つ
- 消火器具を準備し、火が収まらない場合は消火する
- 万が一火災になってしまったらすぐに119番へ通報する
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