浦安囃子
昭和21年、戦後すぐの浦安の祭りの折り、川向こうの葛西囃子が出演しました。
その魅力にほれこんだ漁師仲間5人(板倉亥之助、三矢光太郎、宇田川庸蔵、泉沢音次郎、三橋已之助)が江戸川区鹿骨地区の伝承者から習い伝えられたもので、一般には葛西囃子と呼ばれています。
笛、大太鼓、鉦(かね)各1人、締太鼓2人の計5人で演奏し、俗に祭り囃子ともいわれ、祭りには欠かせない庶民の芸能でした。
昭和22年、浦安囃子睦会(平成12年「浦安囃子保存会」と改称)が結成され、その後、神学なども取り入れられました。伝承者も徐々に増加し、浦安の郷土芸能として定着しました。
昭和50年9月には、第6回全関東祭囃子コンクールに優勝して高松宮杯を受賞するなど、その技量と哀調漂う音色は高く評価されています。
現在、睦会の会員は約20人で、定期的に郷土博物館などで練習を行っているほか、産業まつりなど市の行事はもとより、全国各地のお祭りなどに出演し、平成元年11月には初の海外公演としてスペインで開かれたジャパンフェスティバルにも参加しました。
昭和50年には、市の無形文化財に指定されました。
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