花火を楽しむ皆さんへ
火遊び・花火による火災を防止しましょう
「あそび」では済まされない火遊びの怖さ
令和5年中の火遊びによる火災は全国で363件発生しており、子どもだけで火遊びをしている時に発生することが多く、発見が遅れ、火災が拡大する要因になります。また、原因別でみると「ライター」195件、「マッチ」83件の順で多く、全体の7割以上を占めています。火遊びによる火災を未然に防ぐためにも、大人の方が子どもたちに正しい火の取り扱い方法や、火災の怖さを教えてあげるための話し合いをしましょう。
ルールを守って楽しい花火
バーベキューや夏の風物詩である花火など、火を使う遊びが増えてくると思います。令和5年中の花火による火災は全国で6件発生しています。ルールを守らなかったり、遊び方を間違えると、火災や火傷などの事故につながってしまいます。未然に防ぐためにもルールや遊び方をしっかり守りましょう。
注記:令和5年中の火災件数はすべて速報値です
火災事故事例
- 花火を振り回し、直後に風で火花がスカートに飛んで着火し、燃え上がった。
保護者がはたいても火が消えず服を脱がせたが、右太ももにやけどを負った(6歳) - 花火がサンダルの上に落ちて、右足の指と足の裏にやけどを負った(2歳)
- 手持ち花火が終わって下に落ちていたものを触って右手にやけどを負った(1歳)
- 保護者が一瞬目を離していた隙に左足の靴に火の粉が移り、燃えていた
- 花火をしている最中に虫よけスプレーを噴射したら引火し急激に燃え広がった
着衣着火の危険性
表面フラッシュ現象
着用している衣服に火が着いて燃え広がる現象を「着衣着火」と言います。毎年、全国で100人前後の方が着衣着火により命を落としています。その理由の一つとして、わずかな炎の着火で瞬間的に衣服の表面を火が走り、あっという間に燃え広がる「表面フラッシュ現象」があります。表面フラッシュ現象は、綿やレーヨンなどで生地の表面が起毛されている毛羽立ちの多い素材で起こりやすく、湿度が低く乾燥している時は特に注意が必要です。
合成繊維
ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの合成繊維は、生地の表面に毛羽があってもフラッシュ現象は起きにくい素材です。ただ炎に接した部分が溶融して皮膚に付着しやけどをすることがありますので注意が必要です。
着衣着火について、詳しくは、下記のリンク先をご覧ください。
火災防止のポイント
火遊び
- 子どもだけを残して外出しない
- ライターやマッチを子どもの手の届くところに置かない
- 子どもだけで火を取り扱わせない
- 火災の怖ろしさ・火気の取り扱いについてしっかり教える
- 危険な行動をとっていたらしっかり注意する
花火
- 風の強いときは花火を使用しない
- 花火を人や家に向けたり、燃えやすいものがある場所で使用しない
- 衣服に火がつかないように注意する
- 手持ち花火は、持つ位置に注意する
- 説明書をよく読んで、注意事項を必ず守る
- 水を入れたバケツを用意して、花火の使用後は水につける
- 正しい位置に正しい方法で火をつける
- 花火の燃えかす、ろうそくにも注意する
注記:総務省消防庁 令和6年7月消防の動き 639号を基に作成
消火方法
着ている服に火が燃え移ってしまったら
- 水、消火器が近くにあれば使用して消火する
- 着火した服を脱ぐ
- 1と2の方法がだめだったら、「ストップ、ドロップ&ロール」
対処法の3ステップ ストップ!ドロップ&ロール!!
SFマークの付いた花火を使用しよう
SF(Safety Fireworksの略称)マークとは、公益社団法人日本煙火協会が行う検査に合格した国内を流通する国産・輸入品のおもちゃ花火に付けるマークです。
SFマークには、型式認証の証である「規格マーク」と、製造または輸入した花火が抜き取り検査に合格したときに付けられる「合格マーク」があります。
提供:公益社団法人日本煙火協会
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このページに関するお問い合わせ
消防本部予防課
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