のり製造場
郷土博物館ののり製造場は、木材を組みトタンで囲った簡単な小屋です。浦安では「セイゾウバ」などと呼ばれていました。養殖場から摘んできた生のりを刻み、のりをすく作業を行いました。自家用ののり干し場(田んぼなど)がある家は、干し場のそばに家を建てました。しかし、干し場のない家では、自分の家のそばに建て、のり簀にすいてから、借りている干し場へ運んで干しました。
のり製造場には、のりの道具一式が置いてありました。そのため、住む家には鍵をかけない漁師も、大切な財産であるのり道具が置いてある製造場には、簡単な鍵をかけていました。
また、のり製造には真水が不可欠でした。そのため、製造場の近くに井戸を設けた家もありました。しかし、浦安の井戸は塩辛いことが多かったので、せき(用水路)や川の水を使うこともあったそうです。
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