第163回 認知症に関するアンケート集計結果および分析
- 担当課
- 福祉部 高齢者包括支援課
- 登録者数
- 1,785人
- 実施期間
- 令和6年10月28日(月曜日)から11月3日(日曜日)
- 回答者数(回答率)
- 1,009人(56.5%)
回答者の属性
年齢
年代 | 回答者数 | 比率 |
---|---|---|
10代 | 4人 | 0.4% |
20代 | 16人 | 1.6% |
30代 | 60人 | 5.9% |
40代 | 172人 | 17.0% |
50代 | 311人 | 30.8% |
60代 | 247人 | 24.5% |
70代 | 149人 | 14.8% |
80代 | 50人 | 5.0% |
性別
性別 | 回答者数 | 比率 |
---|---|---|
男性 | 479人 | 47.5% |
女性 | 530人 | 52.5% |
設問と回答
設問1
認知症の方と関わったことがありますか。
回答者数1,009人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
ある | 581件 | 57.6% |
ない | 379件 | 37.6% |
わからない | 49件 | 4.9% |
分析
「ある」と回答したモニターが57.6%と、半数以上のモニターが認知症の方と関わった経験があることがわかりました。
設問2
どのような場面で認知症の方と接しましたか。【複数選択可】
回答者数581人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
家族の中に認知症の人がいる(いた) | 345件 | 59.4% |
親戚の中に認知症の人がいる(いた) | 186件 | 32.0% |
近所・友人付き合いの中で認知症の人と接した | 120件 | 20.7% |
外出先などで、たまたま認知症の人を見かけた | 51件 | 8.8% |
医療・介護の現場で働いている(いた) | 55件 | 9.5% |
医療・介護の現場以外の仕事を通じて接した | 33件 | 5.7% |
その他 | 15件 | 2.6% |
分析
「認知症の方と関わった経験がある」と回答したモニターのうち、「家族の中に認知症の人がいる(いた)」と回答したモニターが59.4%と最も多く、次に「親戚の中に認知症の人がいる(いた)」と回答したモニターは32.0%、「近所・友人付き合いの中で認知症の人と接した」と回答したモニターは20.7%となりました。
設問3
認知症の方はあなたからみてどのような関係の方ですか。複数人いる場合は最も親しい方についてお答えください。
回答者数474人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
妻 | 6件 | 1.3% |
夫 | 3件 | 0.6% |
母(血縁) | 143件 | 30.2% |
母(義理) | 70件 | 14.8% |
父(血縁) | 55件 | 11.6% |
父(義理) | 21件 | 4.4% |
兄弟姉妹 | 5件 | 1.1% |
子ども | 3件 | 0.6% |
祖母 | 81件 | 17.1% |
祖父 | 30件 | 6.3% |
その他 | 57件 | 12.0% |
分析
「家族または親戚の中に認知症の人がいる(いた)」と回答したモニターのうち、認知症の方との関係について、「母(血縁)」と回答したモニターが30.2%と最も多く、次に「祖母」と回答したモニターが17.1%、「母(義理)」と回答したモニターが14.8%となりました。
設問4
その方の認知症の症状が気になり始めたのはいつ頃ですか。
回答者数474人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
1年未満 | 20件 | 4.2% |
1年以上5年未満前 | 114件 | 24.1% |
5年以上10年未満前 | 77件 | 16.2% |
10年以上前 | 32件 | 6.8% |
すでに亡くなっている | 231件 | 48.7% |
分析
「家族または親戚の中に認知症の人がいる(いた)」と回答したモニターのうち、認知症の発症時期について、「すでに亡くなっている」と回答したモニターが48.7%と最も多く、次に「1年以上5年未満前」と回答したモニターが24.1%、「5年以上10年未満前」と回答したモニターが16.2%となりました。
設問5
その方が診断されている認知症の種類を教えてください。
回答者数243人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
アルツハイマー型認知症 | 97件 | 39.9% |
レビー小体型認知症 | 11件 | 4.5% |
前頭側頭型認知症 | 7件 | 2.9% |
血管性認知症 | 4件 | 1.6% |
わからない | 102件 | 42.0% |
診断されていない | 22件 | 9.1% |
分析
「家族または親戚の中に認知症の人がいる」モニターのうち、診断されている認知症の種類について「わからない」と回答したモニターが42.0%と最も多く、次に「アルツハイマー型認知症」と回答したモニターが39.9%、「診断されていない」と回答したモニターが9.1%となりました。
設問6
その方と同居していますか。
回答者数243人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
同居している | 32件 | 13.2% |
別居(車で30分以内) | 59件 | 24.3% |
別居(車で30分以上) | 152件 | 62.6% |
分析
「家族または親戚の中に認知症の人がいる」モニターのうち、認知症の方との同居状況について「別居(車で30分以上)」と回答したモニターが62.6%と最も多く、次に「別居(車で30分以内)」と回答したモニターが24.3%、「同居している」と回答したモニターが13.2%となりました。
設問7
その方は要介護認定を受けていますか。
回答者数243人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
受けていない | 18件 | 7.4% |
要支援1または要支援2 | 12件 | 4.9% |
要介護1 | 34件 | 14.0% |
要介護2 | 39件 | 16.0% |
要介護3 | 36件 | 14.8% |
要介護4 | 25件 | 10.3% |
要介護5 | 28件 | 11.5% |
わからない | 51件 | 21.0% |
分析
「家族または親戚の中に認知症の人がいる」モニターのうち、認知症の方の介護度について、「わからない」と回答したモニターが21.0%と最も多く、次に「要介護2」と回答したモニターが16.0%、「要介護3」と回答したモニターが14.8%となりました。
設問8
その方の家族・親族として困難を感じることはどのようなことですか。【複数選択可】
回答者数243人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
協力してくれる人がいない/少ない | 52件 | 21.4% |
家を留守にできず簡単に外出できない | 55件 | 22.6% |
身体的な負担が大きい | 58件 | 23.9% |
精神的なストレスが大きい | 130件 | 53.5% |
経済的な負担が大きい | 70件 | 28.8% |
適切な認知症の方との接し方、介護の仕方がわからない | 49件 | 20.2% |
介護保険制度の利用方法やサービスの選択が難しい | 32件 | 13.2% |
認知症に関する周囲の理解がない | 16件 | 6.6% |
認知症に関する周囲への協力の求め方がわからない | 24件 | 9.9% |
介護で仕事ができない、または十分にできない | 27件 | 11.1% |
困難に感じることはない | 43件 | 17.7% |
その他 | 23件 | 9.5% |
分析
「家族または親戚の中に認知症の人がいる」モニターのうち、困難を感じることとして、「精神的なストレスが大きい」と回答したモニターが53.5%と最も多く、次に「経済的な負担が大きい」と回答したモニターが28.8%、「身体的な負担が大きい」と回答したモニターが23.9%となりました。
設問9
あなたが思う認知症のイメージを教えてください。【3つまで選択可】
回答者数1,009人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
認知症になると何もわからなく(できなく)なってしまう | 141件 | 14.0% |
認知症になっても覚えていることやできることがある | 652件 | 64.6% |
家族・介護する人の負担が大きい | 842件 | 83.4% |
認知症になっても生活の工夫をしたり、サポートがあれば自分の趣味や、仕事、地域での生活を継続できる | 311件 | 30.8% |
認知症になると身の回りのことができなくなり、介護施設に入ってサポートを利用することが必要になる | 291件 | 28.8% |
長生きすれば認知症になることも仕方がない | 249件 | 24.7% |
一人歩き(はいかい)するようになる | 243件 | 24.1% |
その他 | 20件 | 2.0% |
分析
「家族・介護する人の負担が大きい」と回答したモニターが83.4%と最も多く、次に「認知症になっても覚えていることやできることがある」と回答したモニターが64.6%、「認知症になっても生活の工夫をしたり、サポートがあれば自分の趣味や仕事、地域での生活を継続できる」と回答したモニターが30.8%となりました。
設問10
自分が認知症になった場合、周囲に自分が認知症であることを伝えたいと思いますか。
回答者数1,009人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
伝えたい | 583件 | 57.8% |
伝えたくない | 91件 | 9.0% |
わからない | 335件 | 33.2% |
分析
「伝えたい」と回答したモニターが57.8%と最も高く、次に「わからない」と回答したモニターが33.2%、「伝えたくない」と回答したモニターが9.0%となりました。
設問11
家族が認知症になった場合、周囲に家族が認知症であることを伝えたいと思いますか。
回答者数1,009人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
伝えたい | 554件 | 54.9% |
伝えたくない | 91件 | 9.0% |
わからない | 332件 | 32.9% |
すでに伝えている | 32件 | 3.2% |
分析
「伝えたい」と回答したモニターが54.9%と最も多く、次に「わからない」と回答したモニターが32.9%、「伝えたくない」と回答したモニターが9.0%となりました。
設問12
認知症の人が地域での生活を続けられるよう、地域の支えとして必要だと思うものを教えてください。【3つまで選択可】
回答者数1,009人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
話し相手 | 217件 | 21.5% |
声かけや見守り | 526件 | 52.1% |
外出の付き添い | 222件 | 22.0% |
家事などの手伝い | 226件 | 22.4% |
気軽に立ち寄り交流できる場所 | 200件 | 19.8% |
災害時などの安否確認 | 235件 | 23.3% |
スーパーやコンビニ、公共交通機関など、身近な機関の認知症への理解 | 229件 | 22.7% |
近隣住民の認知症への理解 | 293件 | 29.0% |
家族・介護者が買い物など、ちょっとした用事がある際に本人を見ていてくれる人/制度 | 474件 | 47.0% |
地域コミュニティーの中での居場所 | 185件 | 18.3% |
その他 | 24件 | 2.4% |
分析
「声かけや見守り」と回答したモニターが52.1%と最も多く、次に「家族・介護者が買い物など、ちょっとした用事がある際に本人を見ていてくれる人/制度」が47.0%、「近隣住民の認知症への理解」と回答したモニターが29.0%となりました。
設問13
認知症の人にとって安心して暮らせるまちとは、どのようなまちだと思いますか。【3つまで選択可】
回答者数1,009人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
認知症について偏見がなく、正しい理解が普及されている | 480件 | 47.6% |
不安や困りごとを相談できる体制がある | 454件 | 45.0% |
その人に合ったサポート(医療や福祉サービスなど)を受けることができる | 778件 | 77.1% |
自分でできることは自分で行い、可能な限り住み慣れた地域で暮らせる | 374件 | 37.1% |
見守りや声かけなど地域における支え合いがある | 391件 | 38.8% |
認知症の人が社会での役割や生きがいを持って活動できる機会や場所がある | 239件 | 23.7% |
その他 | 16件 | 1.6% |
分析
「その人に合ったサポート(医療や福祉サービスなど)を受けることができる」と回答したモニターが77.1%と最も多く、次に「認知症について偏見がなく、正しい理解が普及されている」が47.6%、「不安や困りごとを相談できる体制がある」と回答したモニターが45.0%となりました。
設問14
今後、認知症施策を進めていくうえで、市はどのようなことに重点を置くべきだと思いますか。【3つまで選択可】
回答者数1,009人
回答内容 | 回答件数 | 比率 |
---|---|---|
介護や生活など、困ったことを気軽に相談できる体制づくり | 520件 | 51.5% |
早期発見・早期支援のための仕組みづくり相談体制の整備 | 281件 | 27.8% |
医療・介護が連携した適時適切な支援のための仕組みづくり | 521件 | 51.6% |
認知症の正しい知識や理解を深めるための啓発 | 200件 | 19.8% |
認知症の人が参加できる場の確保(サロンなど) | 168件 | 16.7% |
家族の交流会や相談会などの支援 | 163件 | 16.2% |
認知症の人の見守り体制の充実 | 376件 | 37.3% |
成年後見制度の利用促進などによる認知症の人の権利利益の保護 | 101件 | 10.0% |
若年性認知症(64歳以下の発症)に対する支援 | 117件 | 11.6% |
就労支援 | 30件 | 3.0% |
認知症グループホームや特別養護老人ホームなどの施設整備 | 384件 | 38.1% |
その他 | 14件 | 1.4% |
分析
「医療・介護が連携した適時適切な支援のための仕組みづくり」と回答したモニターが51.6%と最も多く、次に「介護や生活など、困ったことを気軽に相談できる体制づくり」が51.5%、「認知症グループホームや特別養護老人ホームなどの施設整備」と回答したモニターが38.1%となりました。
設問15
認知症施策に関するご意見やご要望がありましたら、ご自由にお書きください。
回答
認知症施策に関するご意見について、1,009人中297人(29.4%)のモニターからご意見をいただきました。
認知症施策について、「介護施設を充実させてほしい」、「誰でも気楽に相談できるシステムや窓口があるとよい」などのご意見をいただきました。
また、「認知症の本人だけでなく、家族や介護者のケアも大切」、「認知症に対する正しい知識と理解を持つことで、認知症の方とともに生きるまちづくりが進むと思う」といった意見も見られました。
まとめ
アンケート結果から、多くの方が医療や介護の必要なサービスを受けられる体制や認知症についての正しい理解の普及、認知症についての不安や困りごとを気軽に相談できる環境を望んでいることがわかりました。
また、認知症の方の家族または親族の2人に1人が精神的ストレスを感じていることがわかりました。
いただいたご意見を参考とさせていただき、今後の認知症施策を検討していきます。
モニターの皆さん、アンケートにお答えいただきましてありがとうございました。皆さんのご意見は、今後の市政運営の参考にさせていただきます。
今後も、Uモニへのご協力をお願いします。
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