熱中症にご注意ください
熱中症とは、外気の高温多湿などが原因になって起こる症状で、屋外だけでなく室内で発症することもあります。例年、梅雨入り前の5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。
熱中症は時には生命に関わるものですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。以下の情報や注意点を参考にしながら、これから訪れる暑い夏を健康に過ごしましょう。
環境省「熱中症予防情報サイト」をご活用ください
環境省では、気候変動やヒートアイランド現象に伴う暑熱環境の悪化などによる熱中症患者の増加を未然に防止するため、環境省熱中症予防情報サイトで、熱中症の発症危険度を示す暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)の予測値・実況値の発信を行っています。
また、熱中症の危険性が極めて高いと予測される場合は、「熱中症警戒アラート」の情報を発信しています。
環境省が無料のメール配信サービスも実施していますので、熱中症予防対策にぜひご活用ください。
- 環境省熱中症予防情報サイト (外部リンク)
- 環境省熱中症予防情報サイト - 熱中症警戒アラートのメール配信サービス (外部リンク)
- 環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数のメール配信サービス (外部リンク)
熱中症警戒アラート発表時の予防行動
- エアコンを適切に使用しましょう
- 外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう
- 熱中症のリスクが高い方に声かけをしましょう
- 外での運動は、原則、中止または延期をしましょう
- 普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう
- 暑さ指数(WBGT)を確認しましょう
熱中症の予防方法
暑さを避ける
行動の工夫
- 暑い日は無理な外出を控える
- 天気予報を参考にし、暑い日や時間を避けて外出や行事の日時を検討する
- 適宜休憩する、頑張らない、無理をしない など
住まいの工夫
- 風通しを利用する(向き合う窓を開けるなど)
- 窓から差し込む日光を遮る(ブラインドやすだれなどの活用をする)
- 空調設備を利用する(我慢せずに冷房を入れる、扇風機も併用する)など
衣服の工夫
- 吸汗・速乾素材の衣服などを活用する
- 炎天下では、ふく射熱を吸収する黒色系の素材を避ける
- 日傘や帽子を使う(帽子は時々外して、汗の蒸発を促す)など
こまめに水分を補給する
暑い日は、知らず知らずのうちにじわじわと汗をかいているため、身体の活動強度に関わらずこまめに水分補給をし、大量に汗をかいた時は、塩分の補給も忘れずに行いましょう。
また、人間は軽い脱水状態の時にはのどの渇きを感じないため、のどが渇く前、あるいは暑い場所に行く前から水分補給をしておくことが大切です。
なお、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排せつしてしまうため、汗で失われた水分をビールなどのアルコール飲料で補給することはできません。
急に暑くなる日や継続する暑さに注意をする
人間が体温上昇を防ぐために上手に発汗できるようになるには、暑さへの慣れが必要です。
そのため、急に暑くなった日に屋外で過ごした人や、久しぶりに暑い環境で活動した人、涼しい地域から暑い地域へ旅行した人は、暑さに慣れておらず熱中症になりやすいです。
暑いときは無理をせず、徐々に暑さに慣れるように工夫しましょう。
暑さに備えた体づくりをする
じっとしていれば汗をかかないような季節のときから、少し早足でウオーキングし、汗をかく機会を増やしていると、汗のかき始めが早くなり、より効果的な体温調節ができるようになります。
このように、夏の暑さに負けない体を準備しておくことも、熱中症予防につながります。
各人の体力や体調を考慮する
熱中症の発生には、その日の体調が影響します。
また、肥満の人、子どもや高齢の人、心肺機能や腎機能が低下している人、自律神経や循環機能に影響を与える薬を内服している人も熱中症に陥りやすいので注意しましょう。
そのほか熱中症になりやすい日の状態は以下のとおりです。
- 寝不足である
- かぜをひいているなど体調不良時
- 二日酔いである(過度のアルコール摂取をした)
- 朝食を食べていない
- 熱中症の既往がある など
集団活動の場ではお互いに注意する
熱中症の予防には、個人ののどの渇きの感覚だけに頼るのではなく、お互いに水分補給の声掛けを行ったり、気軽に体調を相談できる雰囲気づくりをするなど、個人ごとの努力とともに集団生活における互いの配慮や注意も必要です。
熱中症の症状
熱中症の代表的な症状には、以下のようなものがあります。
- 熱失神
- 血圧の低下、めまい、失神、顔面そう白など
- 熱疲労
- 脱水症状によるめまい、頭痛、吐き気など
- 熱けいれん
- 水分補給が足りず、血液の塩分が不足することにより、手足のしびれやけいれん、筋肉痛のような症状、筋肉がつるなど
- 熱射病
- 体温が上昇し、意識障がいが起こる(死に至ることもあります)
熱中症になった場合の応急処置
- 経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)またはスポーツドリンク(乳幼児などには注意が必要)などを飲ませましょう
- 涼しい場所で休ませ、脇や足の付け根など、動脈が集まっている場所を冷やしましょう
- 医療機関や「けんこうUダイヤル24」に相談しましょう
(24時間年中無休、相談料・通話料無料)電話:0120-24-9250 - 症状が改善しないようなら、速やかに病院に連れて行きましょう
自力で水が飲めない、意識がない人を見かけた場合は、ためらわずに119番で救急車を呼びましょう。
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健康増進課
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