羽田空港の公聴会で浦安市の意見を公述しました
国土交通省は、羽田空港D滑走路の新設に伴う延長進入表面を指定するため、パブリックコメントや航空法に基づく公聴会の手続きを行いました。
市では、平成19年1月25日に大田区で開催された「羽田空港の施設変更及び指定した延長進入表面の変更に関する公聴会」で、羽田空港再拡張事業に対する本市の意見を公述しましたのでその内容をお知らせします。
浦安市の公述内容
国内航空輸送ネットワークの要である羽田空港再拡張事業の必要性は理解するものの、D滑走路の進入方向の延長線に位置する本市においては、D滑走路の供用開始によって新たな航空機騒音の発生を危惧しており、羽田空港の施設変更および指定した延長進入表面の変更については、条件付賛成として浦安市の意見を公述します。
1 関係自治体とのコンセンサス
羽田空港再拡張事業のD滑走路の角度を当初の案から変更せざるを得なくなった反省を踏まえ、今後とも、騒音影響を受ける千葉県や地元自治体などに十分事前説明を行うとともに、コンセンサスを得て事業を進めていくこと。
2 深夜早朝時間帯の航空機騒音の回避
航空機騒音は、騒音レベルが高く影響が広範囲に広がることからも、特に深夜早朝の静かな時間帯では、1回発生しただけで住民の安眠が妨げられることになる。ついては、市民の生活環境に悪影響が生じ不利益を被ることがないよいよう飛行ルートを検討し、本市を含めた関係自治体に十分説明し了承を得た上で決定すること。
3 騒音監視体制の強化
- 騒音監視測定局の測定データの提供
国が本市に設置した航空機騒音監視測定局の平成18年7月以降の測定データを早期に提供すること。また、監視局内にセンサーを追加設置するなど設備の充実に努めること。 - 航空機騒音評価の検討
本市のように特定の時期や天候条件下に騒音暴露が集中する地域をWECPNLの年間平均値で評価することは、暴露量が平均化され生活妨害の程度が過小に評価される危険性があることから、住民の体感に即した航空機騒音の評価を深夜早朝の悪影響を加味した上で検討すること。
4 飛行経路の遵守
標準飛行経路の遵守および高度確保が図られるよう管制官への指導を強化するとともに、羽田空港に乗り入れする航空各社に対しても周知徹底を図ること。
また、低騒音型航空機の導入の促進を強く指導するとともに、深夜早朝時間帯に運用するなど、一層の航空機騒音の低減に取り組むこと。
そのほかの公述人
- 全日本空輸株式会社施設部部長(賛成)
- 大田区助役(賛成)
- 東京都都市整備局理事(賛成)
- 東京国際空港移転騒音対策連合協議会会長(賛成)
- 千葉県副知事(条件付賛成)
- 株式会社日本航空インターナショナル施設企画部部長(賛成)
- 大田区議会議長(賛成)
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