テーマ展示室「海とともに」
テーマ展示室は、令和5年4月1日にリニューアルオープンしました。「浦安の原風景」「漁師町浦安」「新しいまち浦安」「浦安の自然」の4つのテーマで構成し、浦安の歴史・文化を紹介しています。
浦安の原風景
かつての浦安の干潟をジオラマと映像で再現しました。広大さや潮の満ち干のドラマチックな変化、野鳥や海の生き物たちの世界を体感することができます。昭和30年から40年代に撮影された浦安の風景写真と、同時期に録音された音声をお楽しみください。
漁師町浦安
浦安が東京湾の魚介類の流通拠点へと成長した経緯や、漁業・海苔養殖・貝加工、稲作やハス作りなどのなりわいを見ることができます。漁師町としての繁栄の歩みを知ることができる、地層のはぎとり標本、古文書や民俗資料などを展示しています。
土地の成り立ち
地層の剥ぎ取り標本や明治時代の地図を通して、浦安の村のおこりや土地の成り立ちを紹介しています。
江戸の発展とともに
浦安はかつて、堀江・猫実・当代島という3つの村でした。ここでは、江戸時代の浦安について文書史料を中心に紹介しています。
漁師町への成長
明治22年(1889年)、堀江・猫実・当代島の3村が合併し、「浦安村」が誕生しました。同時期に海苔養殖が始まり、漁師町として成長していく浦安の姿を紹介しています。
漁師町の繁栄
浦安は魚介類の生産地のほか、東京湾内の水産物が集まる流通基地であり、江戸川河口で自然発生するアサリやハマグリの稚貝供給地でもありました。浦安を支えていた貝類加工業について、貝むきの映像などを通し紹介しています。
低地の農業
浦安は、漁業のほか、農業も行っていた半農半漁の集落でした。ここでは、稲作やハスづくりといった浦安の農業について紹介しています。
海苔のまち・貝のまち・漁業のまち
かつての浦安で使われていてたさまざまな漁業にまつわる道具を紹介しています。浦安の海苔養殖や貝漁のジオラマ、幻の魚「アオギス」釣りに使用された脚立の展示のほか、稚貝を選別する「ガタかけ」を体験することができます。
新しい町浦安
漁業権を放棄し、海面を埋め立てる決断をした経緯や、高度経済成長期の交通・住宅事情などが追い風となって進められたまちづくりを振り返ることができます。
新しいまちへの転換
漁師町だった浦安が、なぜ埋め立てを決意し、どのように新しい町へと変化していったのか。そのきっかけの一つとなる「黒い水事件」や埋立事業の経緯について、当時のニュース映像や埋め立ての工法模型などを通し紹介しています。
まちの発展
埋立事業以降の浦安の発展やまちの広がりについて、大型映像と航空写真で紹介しています。
海浜都市への躍進
「緑あふれる海浜都市」を目指した埋立事業後の浦安の歩みを、年表や当時の資料により紹介しています。
浦安の自然
埋立地の環境の変化や、市内で観察された植物や野鳥、干潟で生きる多様な生き物たちを、写真や模型を通して知ることができます。水槽では、境川や東京湾に生息する魚たちを実際に見ることができます。
東京湾・境川の魚
東京湾や境川に生息している生物を、大型水槽で展示しています。
干潟の生き物
現在も浦安(三番瀬)の干潟には、多くの生き物が生息しています。干潟の生き物について、標本や模型を展示しています。また、幻の魚・アオギスが東京湾に生息していた頃の貴重な映像を見ることができます。
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郷土博物館
〒279-0004 千葉県浦安市猫実一丁目2番7号
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