浦安市内水ハザードマップQ&A
どのくらいの雨が降ると水害は起こるの?
浦安市では、内水氾濫を防ぐため、下水道(雨水管)の整備や排水機場(排水ポンプ施設)の整備を行っています。その基準となる雨量は、1時間に50ミリメートルの雨を対象としています。
したがって、1時間に50ミリメートル以上の大雨が降った場合、内水氾濫を起こし、水害が発生する可能性があると考えられます。そのため、内水排除を向上させることを目指し、さらに雨水管や排水機場の整備を進めています。
えっ、旧江戸川があふれるんじゃないの?
内水氾濫とは何か
浦安市で水害というと、旧江戸川の洪水が思いうかびますが、それよりも「内水氾濫」による水害のほうが起こりやすいのです。
内水氾濫とは、堤防内に降った雨が他の河川や海への行き先を失い、たまった水が溢れ出して水害を引き起こすものです。(下図参照)
通常時
排水先の河川水位が低いので、雨は下水道(雨水管)を通して排水が行われます。
河川の増水時
高潮や大雨による河川の増水時に河川水位が上昇し、下水道(雨水管)の水位を上回ると逆流現象が起こるため、水門を閉めて逆流を防ぎます。
内水氾濫時
河川の水位が下がらないと下水道(雨水管)の流水が溢れ出し、合流点付近で氾濫被害を生じ、これを内水氾濫といいます。
どこでどのくらいの水害が起こるの?
市では大雨による内水氾濫が起こった場合に備えて「水害ハザードマップ」を作成しました。これは、平成12年9月に名古屋地方気象台(愛知県東海市)で観測された集中豪雨(1時間最大雨量114mm)が市内に降った場合を想定し、浸水予測シミュレーションを行ったものです。
注記:水防法に基づかない
雨の強さの目安
激しい雨 1時間に30ミリメートルから50ミリメートルの雨
バケツをひっくり返したような激しい雨。山崩れ、崖崩れが起こりやすくなります。道路規制も行われます。都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合があります。避難の準備をしてください。
非常に激しい雨 1時間に50ミリメートルから80ミリメートルの雨
滝のように降り、あたりが水しぶきで白っぽくなります。屋内に寝ている人の半数くらいが気づくほどの激しい雨です。
中小の河川は氾濫し、水害発生の可能性が高まります。避難勧告などが出る場合があります。
猛烈な雨 1時間に80ミリメートル以上の雨
80ミリメートル以上の雨では、水しぶきで視界がさらに悪くなります。大雨による大規模な災害の発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要です。避難勧告や避難指示などが出る場合があります。
浦安で水害が起こるの?
都市型水害とは何か
浦安市では、地面の大部分が建物やアスファルトの道路で覆われているため、雨水が地下にしみ込みにくくなっています。短時間に大雨が降った場合、大量の雨水が川や下水道(雨水管)に集まってしまうため、河川の氾濫や低地での浸水が発生します。
市街化(上図)が進んだ地域で起こる水害のことを「都市型水害」と呼んでいます。近年、集中豪雨の増加や地下施設の増加、市街化地域の拡大により「都市型水害」が全国的に多くなっています。平成11年に新宿区や福岡市で死亡事故があったほか、平成12年には、名古屋市を中心に「東海豪雨」による大きな被害が発生しています。
市街化前
雨水が地下にしみ込んだり、水田にたまったりするため、急に川の水が増えることはありません。
市街化後
雨水が屋根やアスファルトの上を流れ、短時間で一挙に川や下水道に集まり浸水が発生しやすくなります。
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