竣功について
この地区は、かつて漁師町であった頃の面影を残し、歴史や文化を今に伝える地域です。しかしながら、同時にこの地域は、緊急車両が容易に進入できない狭あいな道路や老朽化した木造家屋が密集し、防災面や住環境、また境川の護岸の老朽化など、これまで長年の課題でした。
堀江・猫実B地区土地区画整理事業は、平成16年から地区住民と行政と協働で「安全で安心して暮らせるまちづくり」を目指し話し合いを重ね多くの方々のご賛同を得て、平成20年10月に事業を着手して以来完成に至るまでの間、幾多の苦難もありましたが、市民や関係権利者のご理解とご協力をいただき、まちづくりの話し合いから10年の歳月を経て、土地区画整理事業により新中通りをはじめ公園などすべての整備が無事完成したことから、権利者の皆さんに換地処分通知を発送し、平成26年8月8日(金曜日)に千葉県知事により換地処分の公告がされました。
注記:換地処分公告により、平成26年8月9日(土曜日)から従前の土地の権利が換地計画に定めた換地に移ることとなります。また、土地区画整理事業施行地区内の建築行為などの許可申請(法第76条)などは必要なくなりました。
区画整理で生まれ変わった元町地域
区画整理事業による整備効果
災害に強く、安全で安心して暮らせるまちをつくる
効果その1
消防活動が満足にできない区域が解消されました。
- 消防活動困難区域が解消されました 1.0ヘクタールから0.0ヘクタールに
効果その2
燃え広がらず壊れにくく、避難しやすいまちになりました。
- 不燃領域率(燃え広がりにくい割合)が改善されました 16.6パーセントから60.0パーセントに
- 焼失率(燃えてしまう確率)が改善されました 90パーセントから1パーセントに
効果その3
夜でも明るく安全で安心して通行できるようになりました。
- 新中通りの整備に合わせて景観に配慮した街路灯やLED防犯灯を設置しました。
- 停電の際、新中通りの明かりを確保するためソーラー式照明灯を設置しました。
堀江と猫実を結ぶ主要な生活道路をつくる
効果その4
利便性や安全性が向上しました。(利用者が整備前の2倍に増加)
- 幅員12メートルの道路で堀江と猫実が繋がったことで、利便性が良くなり自動車・自転車・歩行者ともに通行量が増加しました。
- 見通しも良く歩車分離され、安全で快適な通行・歩行が可能となりました。
成果その5
安全に楽に渡りやすい橋になりました。(旧境川小橋の勾配を緩和)
- 橋の架け替えに伴い、道路の勾配が緩和されました 6.7パーセントから4.5パーセントに(国の「道路の移動円滑化整備ガイドライン」では勾配は5パーセント以下)
まちの魅力の向上
効果その6
新中橋周辺の護岸が整備されました。
- 区画整理事業に合わせて、老朽護岸を改修し、小段を設け親水性のある景観に配慮した護岸が整備されました
両岸100メートル
効果その7
まち並みがすっきりしました。(電線類の地中化)
- 新中通り沿道は電線の地中化により景観の改善や防災性が向上しました
両側340メートル
効果その8
憩いの場となる緑とオープンスペースが確保されました。
- 緑やオープンスペースの面積が増加
整備前の3.6倍(255平方メートルから913平方メートルに) - 憩いの場となる公園やまちにわ広場の数が増えました
整備前2箇所から整備後7箇所に(花壇4箇所を除く)
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まちづくり事務所
〒279-0004 千葉県浦安市猫実三丁目6番22号
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