およそ10年前、厚生労働省は「育児をしない男を夫とは呼ばない」というポスターを作り、男性の育児参加を促しました。しかし、昨年の育児休業取得率を見ても、女性の85.6パーセントに対し男性は1.72パーセント(平成21年度雇用均等基本調査より)と、男性の育児参加は進んでいないようにも思えます。
厚生労働省は新たな試み「イクメンプロジェクト」を立ち上げ、男性の育児の応援と、出生率や女性の就業率向上を目指し、さまざまな運動を始めました。
今号では、男性の育児について取り上げ、市内在住の男性に育児のために仕事を休むことについてのアンケートを行いました。「育児にもっと関わりたいけれど関われない」そう思っている男性も少なくないようです。
男性の皆さん、育児のために仕事を休みますか。それとも休みませんか。
注記:イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男のこと(厚生労働省ホームページより)
性別に関わらず、誰もがライフステージに合わせて働ける社会を目指して、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法が施行されてきました。
この間、企業も個人の意識も働く人がその能力を十分に発揮できるような方向に少しずつ変わってきました。その一方で、「働き続けたい」あるいは「また働きたい」と願っている女性が仕事と子育て・介護との両立に不安を抱いたり、その両立の難しさに二の足を踏んでしまうことが多いのではないでしょうか。
今号では、育児休業をはじめとする従業員の支援制度の活用に積極的な企業の取り組みやキャリアカウンセラーのアドバイス、さらに市の預かり保育を紹介します。
市の男女共同参画推進の拠点である女性プラザは、「情報提供」「交流・ネットワーク作り」「相談」を3つの柱に事業を行っています。
今号では、情報提供事業のうち、女性のための3つの講座「エンパワーメント女性学講座」「浦安ウーマンズカレッジ」「情報誌ポノ・ポノ編集会議」を特集します。
平成14年に初めて講座を開いて以来、約300人が受講しました。受講のきっかけ、反応はさまざま。「講座卒業生Before・After」で詳しく紹介しています。あなたも講座に参加して、「新しい私」をみつけませんか。
自分にとって身近な存在であるパートナー。パートナーが自分のことを理解してくれていたら、どれだけ心強いでしょう。お互いの思いをわかり合えていれば、心の距離は近いと感じられるはずです。
では、どのようにすれば、自分の思いや本音をうまくパートナーに伝えられるのでしょうか。
今号では、パートナーに言われて傷ついたひと言を集め、そこにみえる本音を探りました。あなたとパートナーの心の距離は近いですか。それとも遠いですか。
心の中に「なりたい私」は、いますか。「1年後は、再就職していたい」「10年後は、○○○をしていたい」など、性別、年齢にかかわらず、誰もが「なりたい私」になっていいはず。でも、日々の忙しさで忘れてしまったり、さまざまな事情であきらめてはいませんか。「なりたい私」になるために、何をしたらよいのでしょうか。
今号では、しがらみや葛藤がありながらも、絵本を出版する夢を実現した、映画「ミス・ポター」の主人公に注目し、その生き方をさまざまな角度から考えてみました。後半では、好きなことを仕事にした方にインタビュー、そこには「なりたい私」になるためのヒントが隠されていました。
今回、ポノポノでは「呼び名」について考えみました。「私ってどういう存在なんだろう?」そう考えるとき、日々の「呼び名」の中にこそ、そのヒントが隠れているのではないかと思ったからです。
呼び名でその人の本質が変わるわけではないかもしれない。でも、自分の価値観や心の持ち方を変えることはできるかもしれません。
たかが呼び名、されど呼び名。さあ、もう一度「呼び名」というものを見つめ直すところから、自分探しを始めてみませんか。
あなたが保育士や消防士の姿を思い浮かべるとき、それは女性ですか、それとも男性ですか。
かつては「女性の園」、「男性の聖域」と言われ、女性の職場、男性の職場とされてきた領域へ、男性が入り女性が混じりはじめています。
今号では、刑事、栄養士を加えて、市内で働いている4人にインタビューをしました。男女の垣根を超え、自分らしく生き生きと働くことについて、考えてみませんか。
「介護」という言葉を聞いてどう感じますか?高齢化社会になり、よく耳にするようにはなりましたが「実際に自分が関わらなければ実感がわかない」というのが現状ではないでしょうか?
明るいイメージで語られることが少ない介護。しかも遠く離れて住む人を介護する「遠距離介護」となるとどうでしょう。
「あの人は働いているから…」「あの人は専業主婦だから…」と、自分の先入観や固定観念で、人をイメージしてしまうことがありませんか。「あの人とは別」と思ってしまう意識を別意識といいます。別意識は、ほかの人を傷つけ、自分自身を縛ってしまいがちです。
でも、もしかしたらあなたと同じように、ほかの人も悩み、乗り越えようとしているところなのかもしれません。人は違って当たり前ですが、共感できる部分もあるはずです。他人を認めることは、自分を認めること。別意識にとらわれずに、相手の立場や状況を想像しながら向き合うことで、見えてくる自分もあるのではないでしょうか。
浦安の人口は平成18年に、16万人に近づきました。年代別に見ると、20代後半から30代の割合が高くなっています。特に子育て世代に人気が高いといわれる浦安。このまちは本当に住みやすいまちなのでしょうか。地域にすぐとけ込むことができ、大人もこどもも安心して暮らせるまちなのでしょうか。
ポノ・ポノでは、子育て世代の男性、転勤族の妻たちにスポットをあてて、声を集めてみました。本当に住みやすい「浦安づくり」をあなたも考えてみませんか。
あなたにとって高齢者とは何歳からですか。その年齢になった自分がどんな暮らし方をしているか考えたことがありますか。人は必ず年をとり、やがて高齢期が訪れます。
今号では、いろいろな年代の意識や現状をとおして、高齢者ということを考えてみました。どんな年代でも、自立し、生き生きと暮らしていくためには何が必要か、今から考えて準備しませんか。
現在、何らかの形で働く女性が増えています。統計を見ると、1955年にはサラリーマンの妻の75パーセント近くが専業主婦でしたが、2000年には50パーセントを下回っています(「厚生労働白書」2002年)。また、男性の働き方も見直されつつあります。
今号では、男女がそれぞれ一人の自立した人間として生きるにはどうしたらよいか考えてみました。
国勢調査によれば、この30年間で、30代前半の女性の未婚率は7.2パーセントから26.6パーセントへ、30代前半の男性は11.7パーセントから42.9パーセントへとそれぞれ大幅に増加しています。未婚率の高さの要因とては、結婚していないという状態が生き方のひとつとして認められるようになったことがあげられます。
しかし、現実には未婚者の9割弱が「いずれ結婚するつもりでいる」という調査結果もでています(「出生動向基本調査」国立社会保障・人口問題研究所・2002年)。結婚したい人は多いはずなのに、なぜ晩婚化・非婚化がすすんでいるのでしょうか。
知らず知らずのうちに、「女はこうするべき」「男はこうあるべき」と考えてしまうことはありませんか?自分がとらわれているジェンダーの鎖の存在に気づき、少し見方を変えてみることで、今よりさらに自信をもって、心豊かに生活できるようになるかもしれません。
今号では、「子育て期」「更年期」「熟年期」について、ジェンダーの視点からスポットをあててみました。
昨今の流れを振り返ると、土地神話で膨らんだバブル経済崩壊したり、終身雇用が一般的でなくなったり、女性にとって結婚=永久就職でなくなったり。当たり前だと信じていたことも変わりうる、ということがわかってきました。
これまでの「当たり前」にしがみつくよりも自分の目で見て判断することが求められる時代になったということでしょう。これからは自分のモノサシ(判断の基準)を持つことが必要なのではないでしょうか。あなたのモノサシは何ですか。
「男だから」「女だから」とジェンダーにとらわれて自分を枠にはめていませんか。この世に生まれてから、やがて去る日まで、すべての人が持つ無限の「しあわせエネルギー」。今よりもっと幸せになるために少し立ち止まって考えてみませんか、自分がどうありたいのかを。
身近な生活の中で、「女性はこういうもの、男性はこういうもの」と決めつけて、女性と男性を区別することはありませんか。そういった考えを「ジェンダー」といいます。
ジェンダーは、長い歴史のなかで、気づかないうちに私たちの生活に溶け込み、習慣化しています。女性・男性という生理的差異を認め合いながらも、ジェンダーから解放されて(ジェンダー・フリー)もっと自分らしく、生き生きと生きていきたい!と、思いませんか。
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