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口臭予防

ページ番号 K1029449 更新日  令和2年6月5日


口臭予防に重要な「会話」と「咀嚼」が減っている方は注意!

舌の上をチェックしてみよう

「食事作るのめんどうだから、飲むゼリーで栄養補給すればいいや」という方が意外と多いのではないでしょうか。
そんな方は、ぜひ鏡の前で思い切り「あっかんべー」をして、舌の中央奥の色を確認してみてください。
舌の先端と同じようなピンク色であれば一安心。もしも中央奥がこんもり白くなっていたら、あなたの呼気は臭っているかもしれません。

口臭の原因の多くは舌苔(ぜったい)と歯周病

会話と咀嚼回数が減ると舌苔(ぜったい)は増える

口の粘膜は皮膚の垢(あか)と同じように、細胞が剥がれ落ちて、舌に白くたまり腐敗します。これが最大の口臭源の舌苔(ぜったい:舌の表面につく白い苔状のもの)です。(舌苔の中には歯周病菌も潜んでいます)
「かきくけこ」と言ってみてください。舌の奥の方が上あごにぶつかりますよね。人は会話をする時に、舌を変形させて動かしているため、自然と舌の掃除をしています。
咀嚼も同じです。例えばブロック状のきゅうりや、焼いた肉を食べようと思うと、舌で奥歯の上に食べたいものを誘導し、舌とほっぺた(頬)でホールドし、ガリガリモグモグと飲み込める自分サイズになるまで、自然と何度も噛み砕きます。この舌の動きは、噛むと同時に舌の掃除にもなっているのです。
これが「飲むゼリー」だったら? 舌を使うのはほんの一時なので掃除にはなりません。

家族から口臭を指摘されるようになったら歯周病が原因の可能性あり

口臭の主要原因物質は「揮発性硫黄化合物(硫化水素やメチルカプタン)」です。歯周病菌は、硫化水素より悪臭の強いメチルカプタンを大量に産生します。ですから、歯周病は強烈な口臭を放ちます。

口臭の予防改善法

歯周病は、歯周病菌が増えることにより起こります。歯周病菌が悪臭を放っているので、この歯周病菌を減らす、つまり歯周病を改善すれば、口臭もなくなります。
歯周病は次の2本立てで改善します。

  1. 毎日自分で行うホームケア
  2. 歯医者さんで3カ月から6カ月に1回ごとに歯のクリーニングを受ける(プロケア)

[毎食後の歯みがきに加えて毎日自分で行うホームケア]

自分でできる口臭予防 1)舌みがきで舌苔(ぜったい)をとる

舌の中央奥がこんもり白くなっている人はチャレンジ

舌みがきをする前に
舌を思い切り前に突き出して(あっかんべー)舌の中央奥を観察する
→こんもりと白い苔(こけ)のようなもの(舌苔)が付着している→舌みがきをしましょう。
→周辺と同じピンク色をしている→舌みがきの必要はありません。2)デンタルフロスをしましょう。


舌みがきのやり方

  1. 舌ブラシ(用意できないようなら歯ブラシ)を軽くつまむように持つ
  2. 舌を思い切り前に突き出す(「あっかんべー」する)
  3. 舌ブラシで、舌の中央奥から舌先に向かって一方通行で1回かき出す(味蕾を傷付けないようやさしい力で!)
    [初めての時は、勇気を出して舌ブラシのニオイを嗅いでみてください]
  4.  流水で舌ブラシを洗う

2から4を数回繰り返す(やりすぎ注意!)


舌みがきをする時の注意点

  1. 後から前へと一方通行でブラシを動かす(往復しない)
  2. 舌苔(ぜったい)が、ぶ厚く付いている場合は、1回で取りきろうとせず(舌が傷つくため)数日かけてきれいにする。
  3. 唾液が不足している時に舌みがきはしない。(舌が傷つくため)
  4. 「舌がひりひりする」などの違和感は舌が傷ついたサイン。中止する。
[画像]舌みがき(9.8KB)

自分でできる口臭予防 2)糸ようじ(デンタルフロス)で歯周ポケットから歯周病菌を追い出す

糸ようじ(デンタルフロス)の正しい使い方

歯と歯の間の食べかすを出すだけではなく、糸ようじ(デンタルフロス)をポケット底まで入れて、しっかり歯面に沿わせて、のりのように歯面にくっついているプラーク(歯垢:白いのり状の細菌のかたまり)を歯面から剥がし掻き出します。
勇気を出して、ポケットの中から出した糸のニオイを嗅いでみてください。明らかに他の歯周ポケットと違う悪臭がする部分があれば、そこは歯周病菌が潜んでいるポケットです。つまり、そのままにしておくと、将来的に歯周病で歯を失う可能性が大きい歯です。次回から、その歯間から糸ようじ(デンタルフロス)を開始し、丁寧に清掃を続けます。次回、歯医者さんで歯のクリーニングを受ける時に、ニオイの強い部位について、歯科医師に伝えましょう。

[画像]日本歯科医師会 8020テレビへ(6.5KB)

自分でできる口臭予防 応急編)唾液をたっぷり出す

自浄作用・抗菌作用は唾液の大事な役割です

人前で自己紹介やスピーチをした後に、口の中がパサパサになっていた経験はありませんか?
人は興奮したり緊張すると交感神経が優位になり、唾液の分泌量が減り、成分もサラサラではなくネバネバになります。細菌の天敵である唾液が減ると、人によっては口臭が強くなります。
そんな時は、ゆったりと休憩をとり、リラックスするのが一番良いのですが、しばらく緊張状態を続けなければならない場合は、キシリトールのタブレットを舌の上に置いて、上あごと舌で挟んでコロコロ動かしてみてください。唾液腺が刺激され、唾液が出てきますので、出てきた唾液を使ってさらにタブレットをコロコロすると、舌苔(ぜったい)が薄くなり口臭も弱くなります。併せて深呼吸すれば、なお効果的です。


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